緑内障
緑内障についてご紹介いたします。
緑内障とは
まぶたの上からそっとさわるとわかるように、眼球は空気のつまったボールのように張りがあります。これは眼球の中の圧力(眼圧<がんあつ>)が外よりも高く保たれているからです。おかげで、身体を動かしても眼球の形が変わらず、網膜の上にきちんと映像を結んで、ものを見ることができます。ところが、眼球の後ろにある視神経はとても繊細で、眼圧に耐えられないと押しつぶされて、傷ついてしまいます。残念ながら傷ついた視神経は元には戻りません。
その結果、大事な視神経の数が減ってしまい、視野(しや)がだんだん欠けていきます。これが「緑内障」です。しかも、早期に発見、治療して病気の進行を止めないと、ついに失明に至ります。実際、緑内障で失明する人は、以前までも多く、糖尿病網膜症に次いで2番目だったのですが、厚生労働省の報告で現在は第1位となっており、油断のできない病気なのです。